課金サービス PayPalとAmazon FPS

課金サービスについてあれこれ調べていたところ、IDEA*IDEAに課金サービスについて勉強したというエントリーが上がり「おお、なんとタイムリーな!」・・・と思って読んだら、うぅむ(汗)な内容でちょっとがっかり。

課金といったら何はなくともPayPalなんじゃないのかなー???と思うんですが、GMOベンチャーパートナーズの村松さんをもってしてその話は出なかったのでしょうか(謎)。個人的にはビッ トキャッシュの儲かりまくりウハウハ裏事情なんかをご存知でしたら是非聞いてみたい感じです。

ま、それはともあれ結局、課金サービスも

ASP・・・ 日本人
店舗・・・日本人
決裁者・・・日本人
言語・・・もちろん日本語

てなわけで、ここでも完全に鎖国バンザイな状況なんですよね。日本人が日本人向けにサービス提供して日本人が使って完結。使いにくかろうが、敷居が高かろうが日本語じゃないとニホンジンウゴカナイ。

PayPalは日本語サイトがオープンして1年以上たつのに、いまだに一部サイトが英語のまんまだったり、問い合わせ窓口がわかりにくいあたり、「やる気あるのか?」的空気が素敵チックですが、それでも企業にとって導入の検討余地は十分にあるすごいサービスだと思います。(ま、日本人のPayPalユーザがあまりいないという根本的な問題はありますけどね・・・)

わたしが特にすごいと思った利点は

  • PayPal支払いでもクレジットカードポイント貯まる!
  • 設定料、月額使用料、キャンセル手数料むりょー!(すぎょいっ!)
  • 取引手数料低っ!(2.4%~3.4% + $0.30 USD)
  • 支払いサイトみじかっ!(入金からほぼリアルタイム)
  • 充実の支払い対応!(1億以上のユーザ、190カ国、16通貨対応)

ほかにもメール決済とか圧倒的なシェア率とかいやーすごいですぜPayPal。知れば知るほど鼻血が出てきます。メール決済ができるならSkype決済もできるんじゃないの?と思ったらとうの昔にサービスインしてました。

「Skype からPayPalで送金」が可能に――Skype 3.2がβ公開(2007年03月29日)

あらら。Skype使ってたのに全然気が付かなかったわ・・・。

んで、オンライン決済といえば似たようなところでAmazon FPSなんかもあります。まだベータ版のようですが、まあ、ざっくり言うと「とにかくいろいろカスタムできる」ってことみたいです。いろいろ機能があるかわりに、実装もいろいろ大変そう・・・(汗)。PayPalのようなわかりやすいメリットはまだ書かれてません。一応、概要をざっくり意訳してみたんで掲載しておきます(間違ってる可能性もあるので、参考にされる方は過信しないで読んでください)。

Amazon Flexible Payments Service (Amazon FPS) – Limited Beta

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Amazon FPS Functionality

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・クレカと銀行口座とAmazon Payments の残高でお金を受け取ったり支払いをする

・取引用規約と条件をさだめた「支払説明書」を作り、お客様から支払い許可、またはトークンを得る

・お客様のかわりに一回、もしくはリボ払いを実行する

・多くの小額決済を、前払い・後払いのひとつの取引にまとめる

“”Pay Now”" Widgetをコピペすることで数分であなたのサイトにAmazon FPSをつけられる

・あなたが送金者、受取人でなくとも、第3者間でお金が行き来する決済機能の申込書も作ることができる

・口座残高、取引履歴、取引詳細が見れる

・Amazon FPS sandboxを利用すれば実際にお金を使わないでテスト環境を使える
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Service Highlights

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決済機能を提供するだけの人にもなれるらしい。

取引はかなりフレキシブル。Payment Instructions で下記項目を設定できる。

「Payment Instructions =支払方法説明書」(※)

最大・最小取引額

取引日・時間・曜日

消費額限度額(週払い、月払いや総取引額)

受取人リスト

支払い方法

手数料:Amazon FPS chargesを誰が払うか

$0.01以下の小額決済もサポート(まとめて決済することで手数料~、高くない~、簡単~(1000万人以上いるamazonユーザーに とってはおなじみだしね)、信頼と安心~うだうだ。
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Pricing

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最低手数料、導入手数料なし。Amazon FPS Sandboxはタダ!

10ドル以上の取引

1.5%+$0.01 Amazon Payments利用者

2.0% + $0.05 銀行口座利用者

2.9% + $0.30 クレカ利用者

10ドル未満の取引

1.5% + $0.01 Amazon Payments利用者

2.0% + $0.05 銀行口座利用者

5.0% + $0.05 クレカ利用者

$0.05未満の送金

最低$0.0025の手数料

3ヶ月以上3000ドル以上のクレカ取引があるディベロッパは下記のディスカウントあり。

3千~1万ドルの取引 2.5% + $0.30

1万~10万ドルの取引 2.2% + $0.30

10万ドル以上 1.9% + $0.30

以上はUS客のみに適用。

non-US客には取引額の1%を上乗せして適用。
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Resources

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ディベロッパフォーラムとか~Amazon FPS Sandboxとか~FAQとかとか~。

(ここでいろいろカスタムできる模様)
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Detailed Description

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Payment Instructions: What They Are and How to Create Them

「支払方法説明書」の作り方

Payment Instructions(※)を詳細に詰めましょうと。単純にも複雑にもできるよん。

例)

開発者=送金者として、

Amazon Payments経由の取引で最大100ドルまで

受取人は送金人に5ドルの増の手数料を課すことができる

期限は2008/10/28

を実装するには下記のようにする。

MyRole == ‘Sender’;

string PaymentMethod := ‘abt’;

string MyTokenUsageLimit1Type := ‘Amount’;

money MyTokenUsageLimit1 := ‘USD 100′;

TransactionTimestamp

TransactionAmount

この文字列を「Gatekeeper (GK) language」というらしい。

できたらInstallPaymentInstruction APIをインストール♪

すると3つのトークンが発行される。送金者、受取人、発信者用。

Installing Payment Instructions and Creating Tokens

開発者は送金人、受取人の手間をはぶきたいもの。

Single-use token・・・1回の支払いのみに使われる

Multi-use token・・・数回にわたる取引に使われる/利用は「支払方法説明書」で定められた範囲に限る

Recurring token・・・定期支払いに使われる。これは取引回数と額が決められたMulti-use tokenである

Aggregating Transactions

小額取引とりまとめ方法。

発信者(トランザクションを実行する人。だいたいは受取人)がPay APIを使ってから取引が成立するまでの一連の流れ。

Managing Your Account

アカウント機能について。取引履歴が管理できるとか。

Using the Amazon FPS Sandbox

始めるにはFPS Getting Started Guideから読み、Amazon FPS Sandboxを

使ってみるとといいでしょう。

開発者にはリリース前にテストすることをはげしくおすすめ。

Getting Started

“”Pay Now”" WidgetならHTMLのコピペだから簡単~。詳しくはこ ちら。
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Intended Usage and Restrictions

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規約とかプ ライバシーポリシーとかちゃんと読んでね~♪”

映画『インディージョーンズ クリスタルスカルの魔宮』

ネットで瞬時に情報が世界をかけめぐり、映像技術にしても
恐竜が出ようが宇宙人が出ようがまったく驚かなくなってしまった
この時代に、なんでいまさらインディ・ジョーンズやねん

予告編が退屈で全然ワクワクしなかった

予告編に出てきた激太りのルーカスにかなり萎えた
ので、正直まったく期待してなかったんですが
いやはや予想を大きく裏切る面白さでした。

テクニックは全部横に置いておいて、
これは映画好きが作った映画ファンへの映画愛という名の
最高のプレゼントなんだと、もうそれが十分わかるだけで
丸ごとオッケーですね(笑)。
久々にエンドロールも最後まで観ちゃいましたよ。

「でええーっそのオチなのぉぉぉぉぉ~???」
と思わず叫びそうになるラストとか、もう爆笑。
でもオッケーオッケーみたいな。
映画として破綻してないのはやっぱりルーカス&スピルバーグの
才能なんでしょう。
同じ脚本で違う監督がやったら絶対あんなに面白くは
ならないでしょうね。

「僕が撮る映画がつまんないワケないでしょ!!」
という圧倒的な自信を垣間見た気がしました。
あの出来なら確かに「いまさらインディジョーンズ」
でも全然許せちゃうね、と。
確信犯ですね。

インディ・ジョーンズの世界観は全くブレることなく20年前のまま。
それが何より嬉しかったです。
ハリソン・フォードも思ったより老けてなくて安心しました。
やっぱりインディの彼は抜群に輝いてますね。
難しい顔した大統領役とか医者役なんかより
やたら体力のある考古学者のほうがよっぽど似合ってますよ。

前作をリアルタイムに楽しんだファン、映画好きな人にとっては
めちゃくちゃ楽しめると思います。
ただ、普段からあまり映画に関心のない人がすごいエンタメを期待していくと
ガッカリするかも。
20歳以下の人が観に行っても「?」かもしれません。

あの熱狂した時代を覚えている方はぜひどうぞ!

楽天が補填?ほんまかいな

まずはおとといのニュースINTERNET WATCHから。

ガ ンプラ通販「T.J Gros net」が破産手続き、楽天とヤフーは被害を補償

ふんふん、楽天に出店しているお店が破産したから、
ここで買い物しちゃったユーザーには楽天が補填しますよ、と。

このニュースだけを読んだ人はきっとこう思うんじゃないでしょうか。

「さすが最大手ショッピングモール!
これならお客さんも安心して買い物できるわね!」

と。

わたしもクレジットカードは楽天カードなんですが
記事にある”楽天が補填”ってところが妙にひっかかったので
ちょっと調べたらやっぱり出てきました。

楽天あんしん ショッピングサービスの落とし穴

これ、保証されるにはだいぶハードルが高い。

「楽天あんしんショッピングサービス規程」のページを見よう。

第4条(補償金を支払わない場合-その他の事由)
の8番目を引用。

>(8) 出店者のお買い物レビューページに、利用者の商品購入の時から遡って2週間の間に、当該出店者に対する購入者のレビュー(ショップのレビュー)について、 ☆2個以下の評価が複数存在していた場合

購入時点で、ショップレビューに☆☆以下のレビューが、2週間以内に2件ついていると、保証されない(可能性がある)のだ。

これはつまり、買い物する前に必ずショップレビューを見ないといけないと言うことだ。
顔なじみのショップでも、急に悪いレビューがついているかもしれない、それだけで保証されないのだ。

規約は現在も適用中。楽天をよく知らないユーザーからしてみれば 「んじゃレビューを見てから買い物すればいいんじゃないの」 と思われるかもしれませんが、繁盛してる店舗だと2週間でレビューが 200件を超えていたりするわけです。 200件の中に☆☆以下のレビューが2つ以上ある店舗で うっかり買い物して、万が一商品が届かなくても 楽天は責任負わないからね!と、お客様によく見えないところで しっかり予防線をはっているところがなんともはや。

日本最大のショッピングモールである楽天は、 その華やかな業績の裏でメディアにはあまり出てこない いろいろな伝説もお持ちだったりするので ここでちょっと掘り返してみようと思います。

2005 年7月楽天から顧客情報流出というニュースが流れました。 お客様の情報が外部に漏れてしまうというのはビジネスで 絶対にあってはならないことなワケですが、ここはサスガ楽天 転んでもタダでは起きません。 以下、美容健康ジャンルでは最大手のビッグ店舗 ケンコーコムの社長さんのブログ記事から。

商売上手の楽天
彼らの利益を増大させようという意欲には目を見張るものがある。今回の情報流出を機に、楽天に出店している店舗全店に、楽天独自 のクレジットカード決済システム使用が義務づけられるような雲行きだ。

「顧客情報漏洩の防止」を目的に楽天はシステム変更を
2段階で実施しました。

現行 → 「あんしんサービス」 → 「R-Card plus」

「あんしんサービス」になった時点で、クレジットカード情報は
楽天から店舗側には渡らなくなるので、個人情報漏えい防止の
目的は達せられるはずなんですが、その後、なぜか
「R-Card plus」というさらにワンステップ移行することで
楽天に有利と思われる料率に変更が強制的に行われている、ということです。

参考:
楽天の対応 に関する疑問「誰のためのR-Card plus?

顧客情報流出というネガティブ事件をダシに
事業拡大を図るすさまじいまでのがめついスピリッツ。
うーむ、ここまですれば日本で6番目の超富豪になれるんでしょうか。

スーパーエクセレントお化けカンパニー ヴィトン(LVMH)ウォッチ

わたしはモエヘネシー・ルイヴィトングループ率いるルイ・ヴィトンに関して、「なんであんな売れんねん」と、かねてより興味を持っています。(商品は一つも持っていませんが)

LVMHの経営状況ですが、最新の2007年度のアニュアルレポートを見ると
売上高 2兆6201億円(160円/1ユーロ)
営業利益5652億円(営業利益率21%)
という数字が出ています。

先日、売上が創業以来初の1兆円超えで話題になった任天堂の決算が
売上高 1兆6724億円
営業利益4872億円(営業利益率29%)
なので、比較するとそのすさまじさはわかるかと思います。

単純な売上規模(連結)でいえば、米アップル(2兆2774億)、グーグル(1兆2514億)、アマゾン(1兆2745億)なんかは軽く超えている。

そんなこんなでGW中は『Marc Jacobs & Louis Vuitton]』のDVDを観ました。

マークジェイコブズは1997年からヴィトンのプレタポルテデザイナーに
就任したカリスマ。
その彼のアトリエに初めてカメラが潜入し、
創作過程やコレクションに密着取材しています。

ま、感想としてはモード最先端とはいえ、やっぱり泥臭い仕事が多いんだな、と。
スタッフには相当気遣ってるんだろうなー大変そうだなーみたいな。
マーク自身はゲイのようですが、動きがどことなく女性的で
性格も繊細そうな印象を受けました。
家や車といったものには興味はなく、暇さえあればオークションや
ギャラリーめぐりで美術品を収集してるとか。
「褒め言葉は決して信じない」
というセリフには決して現状に甘んじない強い意志を感じます。

ヴィトンについて触れた本としては
『私的ブランド論―ルイ・ヴィトンと出会って』
という、ルイ・ヴィトン・ジャパンを立ち上げた
秦郷次郎社長の本があります。

秦さんのプロフィールは慶応→MBA→外資コンサル(ヴィトンはその時の顧客)→日本法人立ち上げに参画てな感じ。
しかしこの本は単にヴィトンの歴史を追っただけで、秦社長の思想とかポリシーには
ほとんど触れず…意味ナッシングでした。

ほかには『ルイ・ヴィトンの法則―最強のブランド戦略』。

これはちょっと前に読んだ本ですが、
流通、価格、販促、ブランドに関する法則が
ズラズラズラズラ並べられていて面白いです。
ストーリーになってないので読んでてちょっと眠くなりますが。

エクセレントカンパニーというと、どうしてもトヨタとかウォルマートとか
グーグルとかそっち系の企業が取り上げられることが多くて
モード界はあまり話題にならないような気がしますが、
メディアでももっと扱ってほしいなと思います。

そういやいつのまにかLVJでもEコマースが始まってますね。
E-ショッピング
ラグジュアリブランドのEC参入ってすごく遅くて
その主な理由としては
「通販=安い、ダサイ」というイメージがあり、ブランドに傷がつくから
というのがありました。
日本だとティファニーとハンティングワールドが先駆けで
ネット販売を行っていましたが、ほとんどのラグジュアリブランドは
二の足を踏んでいました。
そんな中で2、3年前くらいに、ブランド総本山(?)の
LVJがネット通販参入(米ではすでに始まっていた)という
ニュースが流れ、一部では結構話題になったりしました。

ブランド側の、市場にはニセモノが流通し、ショッピングモールとかでは
安く叩き売られてるいるのを放置しておくほうがイメージ悪い
、本家が売らないと示しがつかないという認識にかわってきたのが
大きいようです。

今後ラグジュアリブランドの通販もイッキに加速するかな?

映画『フィクサー』

あらすじ:
NYの大手弁護士事務所に勤めるマイケル・クレイトンの専門は不始末をもみ消すこと。そんな仕事に嫌気が差していた時、大規模集団訴訟を担当中の同僚弁護士アーサー・イーデンスが、依頼人の農薬会社U・ノース社を裏切る行動に出る。マイケルは事態の収拾に乗り出すが、アーサーは訴訟を覆す恐るべき秘密を握っていた。一方、U・ノース社の法務部本部長カレン・クラウダーは追い詰められ非情な手段に出るのだった…。

フィクサー=黒幕、というくらいですから、
めくるめく陰謀劇が見られるのかと思いきや、
ストーリー構成は比較的シンプルでどちらかというと
人物描写に焦点を置いた映画でした。

集団訴訟とか、法律事務所とか、そっち方面になじみがないと
ちょっとリアリティを感じにくい=物語がわかりにくいかもしれません。
状況説明にあまり労を費やしていないところを見ると
アメリカ人ならすんなり理解できる前提で作られてるのかな。

goo映画フィクサーレビュー一覧

草原で放牧された馬とか、息子が愛読する小説とか
ところどころに象徴的なアイテムが登場したり、
アーサーが精神に異常をきたして打ち合わせ中に服を脱ぎ始めちゃうのとか、
カレンが殺人を指示して緊張のあまりトイレで汗だくになってるシーンとか、
意外にあまり見たことがないテイストの演出で面白かったです。

物語最後、カレン法務部長とマイケルの丁々発止のやりとりは
非常に見ごたえがあります。
やっぱりジョージは演技派なのね、と。
カレン法務部長役のティルダ・スウィントンは本作で
第80回の最優秀助演女優賞を受賞したそうですが、
確かにとてもうまかったと思います。

大いなる陰謀でナイスなレビューを掲載していたヌートリアEさんの
突っ込み
は至極もっともだと思いました。

監督・脚本のトニー・ギルロイはこれがデビュー作だそうすが
きっとジョージのサポートが良かったのね。

『ニュースの商人ロイター』を読んだ

ロイター通信の創設者ユーリウス・ロイターの自伝。1978年刊。
著者は英国本社で1959年~1963年まで5年間勤務していたという倉田保雄氏です。

わたしが映画監督だったら、ぜひともこれを映画化したい。
それくらいドラマチックで魅力的なエピソードが満載の
とても面白い本でした。

本書を読んでわかったのは、ロイターはジャーナリストではなく
ニュースを国際商品として売り込んだ”実業家”であるということ。

通信社ノウハウを学びその後ライバルとなったアバス通信との攻防、
アバス時代の同僚で、やはり後にライバルとなったヴォルフ通信との攻防、
二万羽の伝書鳩から無線通信に至るまでの通信技術の移り変わり、
それに伴うロイターのビジネスモデルの変遷(非常に柔軟に果敢に変貌している)、
その中で成し得たリンカーン大統領の暗殺スクープなどなど
壮大なスケールの成功と困難がヨーロッパを舞台に繰り広げられます。

ロイター通信が運よく時代の波に乗っただけの成金会社ではなく、
創業150年近くたったいまでも、世界中から信頼を勝ち得ている理由は
「通信社はいかなる権力からも独立していなければならない」
というスピリットがしっかりと継承されているからこそなのでしょう。
「ロイター通信なくして大英帝国なし」
とまで言わしめるに至った過程を眺めていると、
ロイターの優れた事業センス以上に、通信社への熱い想いがあったことが
ひしひしと伝わってきます。

速くて正確な情報の価値”を誰よりも深く認識していたロイターが
今のインターネット社会を見たら、一体どんな風に思うでしょうか。

シンプルなメール署名

とある外資系企業にお勤めの方から来た会社メールを見ていたら
署名がこんなでした。

T : 03-xxxx-xxxx
F : 03-xxxx-xxxx
M : 090-xxxx-xxxx
E-mail : xxx@xxx.com

うわ簡潔ー。

日産 苦渋の選択“リチャード・ギアよりも中国が大事” チベット騒動

ハンティング・パーティーがあまりに楽しかったので、Youtubeでリチャード・ギアの動画を検索していたところ興味深いラジオを見つけました。

勝谷誠彦 チベット弾圧 中国に遠慮して、
リチャード・ギアのCM起用をやめた日産の話など
[http://www.youtube.com/watch?v=DpzK5uCZsSY:movie]

ほう~と思ってちょっと検索かけたら、ゲンダイネット2008年3月25日掲載記事に詳しい記事を発見。

 リチャード・ギアといえばご存じ、ハリウッドの大物俳優。そのギアのCM起用を日産がドタキャンした。今後、ギアと日産の間でひともんちゃく起こりそうな気配だ。

同社がギアに出演依頼したクルマは「ティアナ」。大人の高級セダンをコンセプトに03年に発売された人気車種だ。業界関係者が言う。

「日産はギアの洗練された雰囲気を評価して起用を検討。出演交渉を続け、3月7日に採用を決めた。予定では3月下旬に正式契約を交わし、4月9~11日に撮影を行うはずでした。契約金は160万ドル(約1億6000万円)とみられています」

ところが、この動きに水を差す事件が起きた。チベット暴動だ。騒乱は3月10日にラサで始まりチベット自治区から一気に拡大。一説に死者130人とも伝えられる。

この暴動がなぜ、日産を及び腰にさせたのか?

実はギアは以前からダライ・ラマを熱心に支援し、中国政府批判を繰り返してきた。93年のアカデミー賞授賞式では「中国政府がチベットを抑圧している」と発言。今回は北京五輪ボイコットを呼びかけている。

「そんなギアを起用したら中国政府の反感を買うのは必至。日産は2月末に中国での08年度の販売目標を50万台と発表した。中国政府を怒らせてしまったら目標達成どころか、中国市場から追い出されかねないと懸念し、18日に中止を決定したようです。正式契約の直前だからサインはしていませんが、実際は契約を結んだも同然。ギア側は“約束を破られた”と不快感を示し、法廷闘争の構えを見せているとか。仮に日産が160万ドルを払ったとしても、さらなる違約金を要求してくるかもしれません」(前出の関係者)

日産広報部に事実関係を問い合わせたところ、「コメントできません」との回答だった。

チベット暴動と中国政府の板ばさみで苦しむ日産。事前のリサーチが甘かった。

いやあ、確かにこれはイメージダウンですね。

リチャード・ギアがチベットシンパなのは有名な話だし、
なんかちょっと考えれば支障が出そうなキャスティングだというのは
わかりそうな気もするけど…。
本件を担当した広告代理店さんは今頃ツメられたりしてるんでしょうか。

本『女が男を厳しく選ぶ理由(わけ)』

“[asin:4484071037:detail]

という本を読みました。
タイトルだけ見るとよくあるナンパ本のようですが、
これは進化心理学という新しい学問から
数々の社会現象、社会問題を説明する、一応真面目な本であります。

ただ読後の感想を一言で言っちゃうと
「統計学なのか?」
みたいな感じです。
本書では

-男はなぜセクシーなブロンド美女が好きで、女はなぜセクシーなブロンド美女になりたがるのか
-女のほうが家庭を大事にするのはなぜか
-なぜ男は結婚すると”落ち着く”のか
-男の政治家はなぜあらゆるものを失うリスクを冒してまで、不倫をするのか
-なぜ女性は男性よりも信心深いのか

等々の疑問が進化心理学の視点から解説されています。
ま、簡単に言っちゃうと、男も女も子孫を残すようにDNAに
プログラムされてるから、ってのが理由。

いろいろなサンプリングデータを引っ張ってきて
もっともらしく説明しているけども…いまいち、
「学者ってのはヒマなのかしら?」
という感想しか持てませんでした(汗)。
なんていうかなー、マイノリティを無視したおおざっぱな統計、みたいな印象。

ひとつ、読んでて「ほおおお」と感心したのが、
なぜ自爆テロ犯の多くはイスラム教徒なのか?(p.189)
というところ。

自爆テロは宗教と無関係な場合もあるが、宗教が絡んでいる場合、
例外なくその宗教はイスラム教なんだそうです。
コーランにテロをそそのかすようなことが書かれているわけでもないのに
これはなぜなんでしょうか?

>>
イスラム教がキリスト教、ユダヤ教など他の主要な宗教と
大きく違うのは、一夫多妻制を認めていること。
一夫多妻では、一部の男性がすべての女性を独占し、
多くの男性から繁殖機会を完全に奪ってしまう。
繁殖ゲームの完全な負け犬となってしまった男、
特に地位の低い若い男性同士の競争が激化すると、暴力的になる。
実際、一夫多妻の社会では殺人やレイプなど暴力犯罪の発生率が高い。

加えて、コーランには「殉教者は天国で72人の処女妻に迎えられる」
ということが書いてある(!)。
地上で一人でも妻を持つ者はともかく、[b]繁殖機会を奪われた
若いイスラム教徒の男にとって、これは自爆テロに走る強い
動機付けとなる。
実際、自爆テロに走る男は若い男が際立って多く、
ほぼ例外なしに独身であることがわかっている。
<<

ってな話。
コーラン、とんでもないこと教えてますね(汗)。

んだから、従来のテロ(IRAとか日本赤軍とかETA)と自爆テロというのは
根本的に違うのだそうです。
[u]従来のテロは政治的メッセージを持ったものですが、
自爆テロの根源にあるのはセックスである、と。 [/u]
イスラエルとも米英軍とも本質的には関係ない、
というのが進化心理学の視点。

ほんとかどうか知りませんが、なるほど、という感じはします。
(単なる”教育の欠如”なんじゃ?っていう気もするけど)

映画『ネクスト』の意味不明さに爆笑

いやあ、これはすごかったです。
何がすごいって、すごくヒネくれてセンスも才能もない監督が、
たまたま予算と権限もらっちゃって、たまたま映画を作ったところ、
結局ハンドリングできなくてヤケになってサジを投げてしまった、
そんな印象の映画です。

ニコラス・ケイジが予知能力を使って危機回避するポーズとか、
意中の女性を口説くシーンとか、ジュリアン・ムーアがFBIで
作戦を練るところとか、核を密輸したテロリスト連中が裏で
ごそごそやってるのとか、なんかもう、本当にカッコ悪いんですよ。
ま、タイトルからしてかなりイケてないわけなんですが。

あまりにイミフすぎて、上映後、両隣に座っていた女の子が
ゲラゲラ笑ってました。
わたしもゲラゲラ笑いました。

ニコラス・ケイジは・・・こんな映画に出てしまったら
自分のキャリアに傷がつくとか考えなかったんでしょうか。
どんな脚本でも仕事は手を抜かないジュリアン・ムーアに拍手。
彼女の無駄にうまい演技力は映画のクオリティと全く合っていません(笑)。

唯一、見ごたえがあるとすれば、コロンボ警部ことピーター・フォークが
出演していたことでしょうか(つーかまだ生きてたのかあのオヤジ?!)。
出演中は理解ある長老的セリフを吐くので、てっきりキーマンの役かと思いきや、
途中でしっかりフェードアウトします。
物語の筋になんの関係もありません(笑)。

いやーFBIがあんなにヘボく見えた映画も久しぶりですな。

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